伝導性EMI試験システム MR2150

正規EMCサイトで行う本試験の前に本システムを使ってデバッグ評価をすることで、開発コストを大幅に削減

カテゴリー: タグ:

特長

リーズナブルでコストパフォーマンスの高い試験環境を提供

スペクトラム/シグナルアナライザ、LISN、及びPCソフトウェアが全て自社開発のため、システム全体の使いやすさや動作安定性が十分確認されています。
それぞれがリーズナブルな価格であり、コストパフォーマンスの高い試験環境を提供。

予算や性能/機能に応じて選択可能なハンディ型スペクトラム/シグナルアナライザ

予算や性能/機能に応じて下記の中から選択することが可能。

シグナルアナライザ MSA538E

EMI測定機能搭載モデル
■測定周波数:20kHz~3.3GHz

シグナルアナライザ MSA558E

EMI測定機能搭載モデル
■測定周波数:20kHz~8.5GHz

スペクトラムアナライザ MSA438E

EMI測定機能搭載モデル
■測定周波数:50kHz~3.3GHz

豊富なソフトウェア機能によるEMI試験の効率化

EMI測定用PCソフトウェアは、LISNとケーブルの挿入損失を補正することが可能。
また自動シーケンス測定により、広い周波数帯域において指定レベル以上のPK(ピーク値)を抽出後、帯域を絞って抽出したスペクトルのQP(準ピーク値)とAV(平均値)を測定します。
したがって、測定時間を大幅に短縮できます。

EMI測定波形グラフ作成ツール

  • ダウンロードファイル:MASx30_v1.4.zip
  • 内容
    EMI測定ソフトウェアMAS430(T)・530(T)で保存した波形データをグラフ化し比較するためのフリーツールです。(Excelになります。)EMI測定波形グラフ作成ツールの使い方をyoutubeにて公開しています。

業界最廉価水準で優れた可搬性のLISN

マイクロニクスのLISN(ラインインピーダンス安定化回路網)はトランジェントリミッタを内蔵しながらも、最廉価の水準ながらも他社品よりも小型軽量で可搬性に優れています。
ハンディ型スペクトラム/シグナルアナライザとともに機動性の高さを活かし、限られたスペースで簡単に試験環境を構築が可能。

ラインインピーダンス安定化回路網(LISN) MPW201B

限られたスペースで簡単に試験環境を構築が可能。LISNを電源ラインに挿入することによって、EUTからみた電源ラインのインピーダンスを一定にする。

測定例

サンプルEUT(スイッチング電源)のEMI試験例

下図は非シールド実験室でのMR2150(MSA558E、MPW201Bを使用)と正規サイトのコンプライアンスシステ ムのEMI試験結果です。

図中の最大ノイズピークにおけるQP値とAV値を両者で比較すると、±3~±4dB程度以内 の差で一致しています。
これらのノイズ源を事前に把握し、対策/改善を図ることによって、実際の試験コストの削減に寄与します。

試験風景

伝導性EMI試験システム MR2150の試験風景(イメージ)

関連製品

磁界プローブ MMP500

9kHzの低周波までの伝導性妨害ノイズ(雑音端子電圧)測定が可能。パワーエレクトロニクス機器の測定に最適。
MMP500とシグナルアナライザMSA538E/MSA558Eとでこの伝導性妨害ノイズを手軽に測定することができます。

関連資料

製品カタログ

伝導性EMI試験システム MR2150
ハンディ型シグナルアナライザMSA500シリーズ
ハンディ型スペクトラムアナライザMSA400シリーズ
ラインインピーダンス安定化回路網 MPW201B
磁界プローブ MMP500
ダイジェストカタログ

技術資料

EMCの基礎

EMCとは何か EMC規制の始まり 始まり 1950年頃、無線と無線放送に対する規制 → ラジオへの雑音混入 相互干渉 […]

伝導性EMI試験システムMR2150の測定精度

エレクトロニクス製品開発のコストと時間を抑制するために、EMC予備試験の重要性が増しています。マイクロニクス製MR215 […]

ノイズレベルとノイズフィギュアNFの関係

例えば、20dBゲインのアンプを通すと、入力信号は20dB増幅されて出力される。これは理解できる。 では、ノイズはどう […]

EMCテクノロジ<簡易測定器の上手な使い方>

はじめに 電子機器から放出される放射性妨害ノイズや伝導性妨害ノイズが、定められた規格値を超えていないかを評価するEMI試 […]

MR2300と電波暗室の放射ノイズ測定比較

電波暗室のキャリブレーション等に広く用いられているCNE(比較ノイズ放射器)より放射されるノイズを、MR2300および電 […]

MR2300/MY5410と電波暗室の測定データの互換性に関する検討報告

はじめに MR2300/MY5410はプリコンプライアンス用として開発されたものです。これにより従来困難であった、40~ […]

近傍界と遠方界について

電界強度及び磁界強度を測定する時、送信側と受信アンテナとの距離をどれくらいとればよいかが常に問題となる。遠方界で受信すれ […]

お気軽にお問い合わせください

5Gの検証がしたい、電波暗箱をカスタマイズしたい、製品の修理が欲しい。
どんな小さなこともお気軽にお問い合わせください。