ラインインピーダンス安定化回路網(LISN) MPW201B

限られたスペースで簡単に試験環境を構築が可能。

  • 安定的にかつ再現性のある妨害ノイズ測定を行うためにLISNが必要。
  • LISNを電源ラインに挿入することによって、EUTからみた電源ラインのインピーダンスを一定にする。
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EMI伝導性妨害ノイズ測定

電源ラインを通して放出される伝導性妨害ノイズを測定する際、その測定値は電源ラインのインピーダンスに影響を受けます。

インピーダンスが低ければノイズ量は少なく測定され、反対にインピーダンスが高ければノイズ量は多く測定されてしまいます。これでは、測定値に普遍性や信頼性はありません。

そこで、安定的にかつ再現性のある妨害ノイズ測定を行うために、電源ラインのインピーダンスを一定化する必要があります。

ラインインピーダンス安定化回路網(Line Impedance Stabilization Network)を電源ラインに挿入することによって、EUTからみた電源ラインのインピーダンスを一定にします。ただし、電源ラインインピーダンスは周波数特性をもっていますが、その特性カーブはCISPR等により規定されています。

構造

図:LISN等価回路

CISPR16-1に準拠

MPW201Bの回路方式は、CISPR16-1に準拠した<50Ω/50μH,V型>を採用しています。
測定周波数範囲は150kHz~30MHz、使用できる電源は単相、最大電圧250VAC、50/60Hz、定格電流15Aです。

等価回路に示すように、EUTから放出された妨害ノイズはコンデンサと抵抗で構成されたハイパスフィルタを通って50Ω入力のトランジェントリミッタへ導かれ、EMI用スペクトムアナライザMSA438E/538E/558Eへ入力されます。

妨害ノイズは、電源のL1端子とN端子を各々個別に測定しますが、測定ラインを切り換える際に高圧のトランジェントパルスが発生することがあります。このトラン ジェントパルスからスペクトラムアナライザを保護するため10dBアッテネータとダイオードによるトランジェントリミッタが内蔵されています。

仕様

周波数範囲 150kHz~30MHz
回路形式 50オーム/50μH、V型(CISPR16-1準拠)
インピーダンス誤差 ±20%
測定線路相数 単相
最大電源電圧 250VAC
定格電流 15A
電源周波数 50/60Hz
RFコネクタ BNC
トランジェントリミッタ 内蔵
動作温度 0~40℃(性能保証は23±10℃)
大きさ 260(W)×125(H)×220(D)mm(突起物は除く)
重さ 約2.3kg

LISN(MPW201B)に内蔵されているコンデンサによる漏洩電流は約53mA@AC100V/50Hzになり、感電や電源のブレーカが動作する可能性があります。絶縁トランスまたは交流安定化電源を本製品とは別に用意して頂き、LISN(MPW201B)とAC電源ライン間に設置する事を推奨します。

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