300MHz~3GHzまでのEMI(エミッション)の簡易的な相対比較測定に最適

アプリケーション

一般的にEMI(エミッション)の測定において、電波暗室を使用した正式試験では多くの時間と費用を要します。
当システムは正式試験を行う前の事前評価またはデバッグ用途として、相対的な評価を行うことができます。
近傍界での測定である為、電波暗室との相関は必ずしも『= イコール』とは難しいですが、ノイズ対策を行った際に対策が充分であるかの目安(対策前と対策後での相対評価)としてご使用頂けます。
また、専用のソフトウェア(MAS430)を使用することで、ピーク測定は当然ながらQP(準尖塔)値の測定も可能となります。

ソリューション

■接続ブロック図

図-放射エミッションオンサイト測定の一例
  • EMI用スペクトラムアナライザ/MSA438Eは、EMI試験を行う際に必要とされる機能(QP・平均値検波とRBW:9kHz・120kHz・1MHz:[6dB])を備えており、EMI測定に最適な仕様となっています。EMI試験の事前試験用として、対策工数の削減・測定サイトの使用回数を削減でき、ランニングコストを大幅に削減できます。
  • 専用のEMI測定ソフト/MAS430を使用すると、測定帯域・閾値の設定等、必要なパラメータを簡易的に設定できます。
  • 放射ノイズ・伝導ノイズ測定の両方に対応でき、EMI対策を総合的に支援します。また、オプションの磁界プローブやループアンテナを使ってプリント回路基板の磁界測定を行うことにより、ノイズの発生源を特定する事ができます。

写真-EMI測定用ソフト(MAS430)測定画面例
EMI測定用ソフト(MAS430) 測定画面例

システム構成・価格

■EMI測定を手元で且つ簡単に測定できるツールとして、安価で実現する事ができます。

EMI用スペクトラムアナライザ [MSA438E] ×1 ¥56,8000
リチウムイオン電池[MB400] ×1 ¥21,600
MSA438E 校正一式 ×1 ¥47,100
EMI測定用PCソフトウェア[MAS430] ×1 ¥98,000
USBケーブル [MI400] ×1 ¥3,500
SMA→N 同軸ケーブル 1.5m [MC204-MA306] ×1 ¥36,100
電波暗箱 [MY1530] ×1 ¥1,080,000
ターンテーブル [MT103] ×1 ¥170,000
インターフェースモジュール [IFM2] ×1 ¥107,000
インターフェースモジュール [IFM4] ×1 ¥98,000
バイコニカルアンテナ [MAN150] ×1 ¥578,000
アンテナスタンド ×1 ¥40,500
SMAケーブル ×1 ¥15,000
合計価格(税抜き) ¥2,755,800 ~

※詳細は弊社営業担当までお問合せ下さい。

製品紹介

お気軽にお問い合わせください

5Gの検証がしたい、電波暗箱をカスタマイズしたい、製品の修理が欲しい。
どんな小さなこともお気軽にお問い合わせください。