シグナルアナライザMSA500シリーズ/測定モード

アプリケーション

高い周波数の送信アンプでは、その歪みが大きいと、波形が歪んで隣接チャネルへ漏れる不要な電波が大きくなります。アンプ特性改善の効果を見るには、隣接チャネルへの影響を数値で確認する必 要があります。MSA500 シリーズを用いれば、これを簡単に確認することができます。

ソリューション

以下に、5.8GHz帯送信アンテナ端の電力を示します。

写真-測定画面と接続図

ACP(隣接チャネル漏洩電力)測定モードで、隣接チャネルへの漏洩電力量を確認します。
左図では、キャリア周波数の-5MHz、+5MHzのそれぞれ±2.2MHzにおけるACP比は -32.86dBc、-33.08dBcですが、アンプ特性を改善した右図では、-35.29dBc、-35.74dBcとなり、 隣接チャネル特性が改善されたことがわかります。

シグナルアナライザMSA500シリーズは上記の"隣接チャネル漏洩電力"の他にも"チャネルパワー測定"、"占有周波数帯幅測定"、"電界強度測定"、"磁界強度測定"、"ノイズ測定"など様々な測定モードを備えており、 必要な機能を簡単に呼び出して使用することができます。

※詳細は弊社営業担当までお問合せ下さい。

製品紹介

ハンディ型シグナルアナライザ MSA500シリーズ

シグナルアナライザ MSA538

MSA500シリーズの中でもっともポピュラーなモデル
■測定周波数:20kHz~3.3GHz

シグナルアナライザ MSA538E

EMI測定機能搭載モデル
■測定周波数:20kHz~3.3GHz

シグナルアナライザ MSA538TG

トラッキングジェネレータ搭載モデル
■測定周波数:20kHz~3.3GHz

シグナルアナライザ MSA558

8.5GHz帯域により無線系情報通信のほとんどのアプリケーションをカバー
■測定周波数:20kHz~8.5GHz

シグナルアナライザ MSA558E

EMI測定機能搭載モデル
■測定周波数:20kHz~8.5GHz

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