アンテナファクタをスペクトラムアナライザ / シグナルアナライザ MSAシリーズの基準レベルオフセット機能で換算することで電界強度を直読できます。
アプリケーション
スペクトラムアナライザ / シグナルアナライザ にアンテナを接続して電界強度を測定する場合、デシベル(dB)での表記では、電界強度は測定した電圧に単純にアンテナファクタを足すことで換算できます。MSA500または400シリーズでの基準レベルオフセット機能を使用した電界強度測定方法を紹介します(入力インピーダンス50Ωでの測定)。
ソリューション
MSAシリーズの基準レベルオフセット機能を使用します。※表記はMSA500シリーズ
- 【 REFER 】を押して以下のファンクションメニューに切り換えます。
- 【 F1 】(UNIT)を押して”dBμV”を選択します(電界強度の単位をdBμV/mとします)。
- 【 F4 】(OFFSET)を押して”ON”を選択し、基準レベルオフセットを有効にします。
- 【 F5 】(OFS STEP)を押すことで、基準レベルオフセットステップ量を”0.1dB”, ”1dB”, ”10dB”で切り替えることができます。
- 【 F3 】(OFS dB)を押し、ロータリーエンコーダで基準レベルオフセット値を設定します。
例えば、アンテナファクタが”22.0dB/m”の場合は、基準レベルオフセット値を”22.0dB”とします。
設定後のファンクションメニューは以下となります。
- 【 MKR 】を押して、マーカを表示させることで電界強度が直読できます。
(注)アンテナファクタは周波数に依存しますので、マーカの周波数に対応したアンテナファクタを使用してください。
システム構成・価格
シグナルアナライザ(MSA500シリーズ) | ¥748,000~ |
スペクトラムアナライザ(MSA400シリーズ) | ¥498,000~ |
※詳細は弊社営業担当までお問合せ下さい。
製品紹介
シグナルアナライザMSA500シリーズ
シグナルアナライザ MSA538
MSA500シリーズの中でもっともポピュラーなモデル
■測定周波数:20kHz~3.3GHz
シグナルアナライザ MSA538E
EMI測定機能搭載モデル
■測定周波数:20kHz~3.3GHz
シグナルアナライザ MSA538TG
トラッキングジェネレータ搭載モデル
■測定周波数:20kHz~3.3GHz
シグナルアナライザ MSA558
8.5GHz帯域により無線系情報通信のほとんどのアプリケーションをカバー
■測定周波数:20kHz~8.5GHz
シグナルアナライザ MSA558E
EMI測定機能搭載モデル
■測定周波数:20kHz~8.5GHz
シグナルアナライザMSA400シリーズ
[生産完了品]スペクトラムアナライザ MSA438TG
トラッキングジェネレータ搭載モデル
■測定周波数:50kHz~3.3GHz
スペクトラムアナライザ MSA438
MSA400シリーズの中でもっともポピュラーなモデル
■測定周波数:50kHz~3.3GHz
スペクトラムアナライザ MSA438E
EMI測定機能搭載モデル
■測定周波数:50kHz~3.3GHz
スペクトラムアナライザ MSA458
8.5GHz帯域により無線系情報通信のほとんどのアプリケーションをカバー
■測定周波数:50kHz~8.5GHz
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