電波暗箱を活用した無線通信機器の受信感度試験
アプリケーション
昨今の無線通信機器の多くは、より遠くで電波が受信できるように受信感度が低く設計されています。またIoT機器をはじめとする小型の無線通信機器は、アンテナが基板実装されており、RFコネクタが無いものもあります。このような条件で受信感度試験を行う場合、周囲の雑音(ノイズ)が多いと、目的の電波がノイズに埋もれてしまい、正確な受信感度を測定できません。
受信感度をより正確に測定するために、低ノイズ環境をつくることができる電波暗箱の利用をおすすめします。
ソリューション
電波暗箱が無いとき
電波暗箱が無い環境では、受信機(EUT)は周囲のノイズの影響を受けてしまい、受信感度試験ができない。
電波暗箱を使用したとき
電波暗箱の蓋を閉じた中は、ノイズの無い(少ない)環境となり、受信感度試験に好適な条件といえる。
システム構成・価格
電波暗箱(各種) | ¥198,000~ |
プログラマブルアッテネータ(MAT810またはMAT800シリーズ) | ¥680,000~ |
ステップアッテネータ(MAT850) | ¥368,000 |
同軸アッテネータ(MG-XXdB) | ¥13,000 |
同軸ケーブル(MC2XX) | ¥22,000~ |
※詳細は弊社営業担当までお問合せ下さい。
製品紹介
電波暗箱/シールドボックス
計測器メーカーが作る電波暗箱・シールドボックス。お客様の多様なニーズに対応していろいろなモデルの電波暗箱・シールドボックスをラインアップしました。また、お客様の要望に合わせてカスタマイズも行います。
ステップアッテネータ MAT850
小型・軽量・ローコストで、幅広い周波数(300MHz~6.1GHz)に対応。縦・横置き、どちらでも使用可能。大型7セグLED表示で現在の減衰量が一目で分かります。10dB、1dB、0.1dB単位で設定ノブが独立、ノブ切換え時にチャタリングやスパイクは発生しません。
同軸アッテネータ MG-XXdB
SMA(P)/SMA(J)型で、DC~18GHz(MG-30dBのみDC~8GHz)の帯域。1~10dB、12~15dB、20dB、30dBが用意されています。
同軸ケーブル
周波数帯域、コネクタおよび長さ毎に多種の同軸ケーブルを取り揃えています。
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