AC/DC、DC/AC変換回路のノイズを測定するためのツール群をご提案いたします。

アプリケーション

ブロック図

ソリューション

近年、温室効果ガスを抑制するために、LED照明による節電、太陽光パネルを活用した発電や売電、電気自動車(モータ駆動車輌)による二酸化炭素排出の削減など低炭素社会の実現に向けた様々な製品がリリースされています。言うまでもなくこれらの製品は電源周辺のスイッチング回路、あるいはインバータ回路が搭載されています。これらの製品を限られた開発期間で製品開発を完了させるためには、回路の設計初期段階において、事前に電磁界解析を行い、変換効率や力率といった性能の追求はもちろんのこと、EMC(電磁両立性)を十分に考慮した検討プロセスが重要になります。
実際にはEMC試験は量産前製品評価の最終段階で行われれていることが多いのですが、試作回路実験フェーズの早い段階で事前にEMCの評価を行うことにより、開発遅延のリスクを低減できます。

上記のブロック図は、EMI用スペクトラムアナライザを使った伝導ノイズや放射電磁界ノイズ測定の系を表しています。この測定系はAM帯、FM帯TV帯域、携帯電話帯域におけるパワートランジスタやMOSFET等の電子部品が搭載された回路の定性的な雑音評価に有用であると考えます。
当社のEMI用スペクトラムアナライザMSA438Eは、廉価かつ小型・軽量でありながらEMI測定に必須なRBW<9 kHz,120 kHz,1MHz>と検波機能<PK, AV, QP>を装備しており、実験室から開発室まで場所を選ばず測定することができます。

当社は電波暗箱やシールドボックスの製作遮蔽環境を制作しておりますので、測定器のみならず測定環境をトータルでご提案しています。
詳細につきましては別途お問合せくださいますようお願いいたします。

システム構成・価格

スペクトラムアナライザ [MSA538E]¥889,000
MSA538E 校正一式¥49,600
リチウムイオン電池 [MB400]¥21,600
擬似電源回路網 [MPW201B]¥250,000
ループアンテナ [MAN120]¥198,000
磁界プローブ [MMP500] ¥155,000
合計金額(税抜き) ¥1,563,200

オプション

  • 各種接続ケーブル
  • グランドプレーン
  • 電波暗箱、シールドボックスなど

※詳細は弊社営業担当までお問合せ下さい。

製品紹介

シグナルアナライザ MSA538E

EMI測定機能搭載モデル
■測定周波数:20kHz~3.3GHz

バッテリ リチウムイオン電池 MB400

合機種:MSA400/500シリーズ

ラインインピーダンス安定化回路網(LISN) MPW201B

限られたスペースで簡単に試験環境を構築が可能。LISNを電源ラインに挿入することによって、EUTからみた電源ラインのインピーダンスを一定にする。

ループアンテナ MAN120

低周波数の測定に適した直径40cmの小型ループアンテナ。LED照明の磁界放射雑音の測定やEMI測定を行うことが可能。

磁界プローブ MMP500

9kHzの低周波までの伝導性妨害ノイズ(雑音端子電圧)測定が可能。パワーエレクトロニクス機器の測定に最適。
MMP500とシグナルアナライザMSA538E/MSA558Eとでこの伝導性妨害ノイズを手軽に測定することができます。

お気軽にお問い合わせください

5Gの検証がしたい、電波暗箱をカスタマイズしたい、製品の修理が欲しい。
どんな小さなこともお気軽にお問い合わせください。