基地局間伝達経路のシミュレート

アプリケーション

携帯電話などの移動体通信機器では、基地高から隣の基地局へ伝達経路が切り換わる(ハンドオーバー)時に伝達が途切れることなく行わなければなりません

このハンドオーバー試験を複数台のMAT800/810を使ってシミュレートすることができます。

ソリューション

  • 携帯電話は、基地局A から遠ざかっていきますので、受信電波は徐々に弱まり、逆に基地局B では徐々に強まります。
    また、途中で電波を遮る障害物があるかもしれません。
    これをシミュレーションしたものが上図の※ 【生成信号】です。
  • 高速プログラマブルアッテネータMAT800/810は、全機種電子式のアッテネータです。
    切換え時にチャタリングやスパイクのない電波のエアーでの変化をシミュレートするのに最適な機器です。
  • 従来型アッテネータとの違いと特長は下記の表になります。

従来型アッテネータとの違いと特長

項目従来型アッテネータMAT800/810備考
切替方式機械式電子式 
切替速度0~20ms/点2μs/点時間分解能の大幅アップ
減衰ステップ1dB0.05dBパワー分解能の大幅アップ
切替時スパイク図-波
スパイク:有り
図-波
スパイク:無し
スパイクがあると通信エラーを起す
プログラムメモリ無し128kワード内蔵エアーの状況を記憶します
メモリ読み出し無し
  • FREE、BURST、GATE
  • 読出しトリガ
  • 内部/外部読出しクロック
  • プログラム休止期間
多彩なメモリ 読出し機能
減衰量プログラム
作成ソフト
無しWindows PC上で任意波形作成と
同じように簡単に作成できる
ソフトは標準装備

システム構成・価格

MAT800 ×2台構成

基地局シミュレータ別途ご相談
高速プログラマブルアッテネータ [MAT800/モデルD]×2¥1,940,000
減衰量プログラム作成ソフト [MAS800]標準添付
SMA→N 同軸ケーブル 1.5m [MC204-MA306]別途ご相談
アンテナなど別途ご相談
合計価格(税抜き)¥1,940,400

※詳細は弊社営業担当までお問合せ下さい。
※PC本体は本構成に含まれておりません。

製品紹介

ハンドオーバーテスタ MH3800

験環境の定量化、ロングラン(エージング)試験、試験の自動化による検証工数の効率アップに。

無線機器の『ハンドオーバー(ハンドオフ)』、『距離減衰(フォールバック動作)』試験を、実機環境下で手軽に行うことができるトータルシステム。

高速プログラマブルアッテネータ MAT800シリーズ

最大減衰量80dB。超高速で減衰量を制御する事が出来る多機能な本格的プログラマブル機能。

お気軽にお問い合わせください

5Gの検証がしたい、電波暗箱をカスタマイズしたい、製品の修理が欲しい。
どんな小さなこともお気軽にお問い合わせください。