無線モジュールなどの通信評価

アプリケーション

電波暗箱は次の機能を持ち、DUTの正確な特性測定を行うことができます。

  1. 外部からの電磁波の影響を受けない環境を提供する。
  2. 外部への電磁波の漏洩を遮断する。
  3. 電波暗箱内部での干渉を軽減する。

これらの特性を生かし、その他の測定機、試験評価用端末などと組合せることによって、各種無線モジュール(無線LAN、Bluetooth)搭載機器などの品質検査及び機能試験の生産ライン設備として常設します。

ソリューション

無線通信機器の生産ラインにおいて、各検査及び試験にて求められる項目は、製品の大きさや規格または目的によって様々に異なります。

ex.)

  • 送信特性試験:試験電波の外部への漏れを防ぐとともに、暗箱内でのマルチパス等の影響を含まない純粋な送信特性評価
    • 技術基準適合試験:[周波数,占有周波数帯幅,隣接チャネル漏洩電力,スプリアス発射強度,キャリアオフ時の漏洩電力,副次的に発射する電波強度]
  • 受信感度試験:周辺環境の影響を受けずに受信感度を正確に測定する
    • 受信レベル測定 
    • 受信感度(ビットエラーレート)測定 
    • アンテナ特性

製品化の為に必要な諸条件を精査した上で、対象となる試験/検査に適した測定用機材の選定をすることになります。
MICRONIX社では、安価・短納期対応の[ラインナップ20製品及び検証済み特注電波暗箱約40種類 (・・・※) ]に加えて、生産ライン向け[小型・軽量ハンドヘルド型スペクトラムアナライザ ]パッケージとしてご用意できることなどから、ユーザー様のご要望に対して、一貫したノウハウでのシステムが供給できます。

システム導入までの流れ

  1. 設置環境、生産台数(/日)、作業人員などを考慮した上で、目的に沿った試験方法を検討します。
  2. 次に、無線通信機器の大きさに合わせて、生産ラインに設置する電波暗箱を※の中から選定します。
  3. 試験用プログラム、治具装置の有無を検討し、ライン稼働日から逆算して導入予定を立てる。

小型GPS端末向け生産ライン用電波暗箱(4Set同時測定)

システム構成・価格

電波暗箱 (特型) ×1¥1,080,000
アンテナ ( 特注 本体固定式 ) ×1別途打合せ
高周波対応同軸ケーブル×2¥47,200
治具装置×1別途打合せ
スペクトラムアナライザ×1¥498,000
測定用ソフトウェア×1¥750,000
試験調整費×1¥100,000
合計価格(税抜き)¥2,475,200~

※詳細は弊社営業担当までお問合せ下さい。

製品紹介

スペクトラムアナライザ / シグナルアナライザ

マイクロニクスのスペアナは小型・軽量・バッテリー動作(低消費電力)・低価格のハンディ型スペクトラムアナライザです。大型ベンチタイプスペアナに引けを取らない性能と機能で、サービス用途のほか、研究室や実験室、生産ラインにおいても十分活用することができます。

電波暗箱/シールドボックス

計測器メーカーが作る電波暗箱・シールドボックス。お客様の多様なニーズに対応していろいろなモデルの電波暗箱・シールドボックスをラインアップしました。また、お客様の要望に合わせてカスタマイズも行います。

お気軽にお問い合わせください

5Gの検証がしたい、電波暗箱をカスタマイズしたい、製品の修理が欲しい。
どんな小さなこともお気軽にお問い合わせください。