アンテナファクタとアンテナゲインの相互換算に便利な計算方法をまとめました。
アプリケーション
接続ブロック図
ソリューション
スペアナとアンテナを組み合わせて電界強度を測定する場合、アンテナファクタからアンテナゲインを求めたりその逆が必要となる場合があります。
そのための計算方法を以下にまとめました。MSA438ではアンテナゲインを登録することにより電界強度の直読が可能になります。
50Ω系にてアンテナファクタAf(dB/m)をアンテナゲインGa(dBi)から求めるには以下の式を用います。
同様の50Ω系でアンテナゲインGa(dB)をアンテナファクタAf(dB/m)から求めるには以下の式を用います。
計算例を以下に示します。
周波数 [MHz] | 30 | 50 | 100 | 200 | 500 | 1000 | 1500 | 2000 | 3000 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アンテナファクタ [dB/m] | 38.5 | 32.5 | 27.8 | 22.6 | 23.3 | 29.5 | 40.2 | 47.3 | 50.5 |
アンテナゲイン [dBi] | -38.7 | -28.3 | -17.6 | -6.4 | 0.9 | 0.7 | -6.4 | -11.1 | -10.7 |
システム構成・価格
スペクトラムアナライザ MSA438 | ×1 | ¥498,000 |
MSA438校正一式 | ×1 | ¥49,600 |
バイコニカルアンテナ[MAN150] | ×1 | 見積依頼 |
合計金額(税抜) | ¥547,600~ |
※詳細は弊社営業担当までお問合せ下さい。
製品紹介
スペクトラムアナライザ MSA438
MSA400シリーズの中でもっともポピュラーなモデル
■測定周波数:50kHz~3.3GHz
バイコニカルアンテナ MAN150/MAN150B
放射エミッションの簡易測定に好適。
水平と垂直偏波の放射ノイズ測定を手軽に行うことができます。
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