ノイズの種類・大きさと通信速度の相関関係・耐性を検証する。

アプリケーション

ここでは携帯電話モジュールの評価を一例として挙げます。

当システムは信号発生器(SG)から出力した信号を電波暗箱内で発振させ、設置されたEUT(携帯電話モジュール)にどのような影響が発生するかを評価するものです。
周波数範囲(800MHz~2.5GHz)が対象で、設計初期におけるEMC問題を検出したり、通信の実効スループットをEUTや制御機器のプログラムで計測する為のツールです。

ソリューション

システム構成例

① 信号送出部(1)

② 評価ステージ

③ 測定表示部

図-取付図

システム仕様例

信号送出部

※必要に応じアイソレータを挿入します。
EUTに印加する信号を生成します。測定帯域にも因りますが、大よそ+30dBmを印加します。
信号送出部(1)と(2)は一つの筐体となっており、各々の入出力コネクタが準備されています。

信号発生器周波数範囲9kHz~3GHz(CW)
出力レベル-127~+13dBm
パワーアンプ周波数範囲800MHz~2.5GHz
ゲインゲイン
LPF※800MHz~1GHz測定時は1GHz以上、1.5GHz~2GHz測定時は2GHz以上をカットします。
HPF※800MHz~1GHz測定時は1.6GHz以下、1.5GHz~2GHz測定時は3GHz以下をカットします。
※使用の際は、RFスイッチで経路の切換えを行います
DCブロック入力保護(直流カット)用の部品です。

評価ステージ

①で生成された信号をアンテナカプラを介し、電波暗箱内で送信します。評価冶具はケーブルで電波暗箱と接続されます。

信号発生器シールド性能800MHz~3GHz(50dB以上)
外形寸法約260(W)×260(H)×360(D)mm
内部寸法約200(W)×100(H)×300(D)mm
EUT設置台200(W)×280(D)mm
I/FSMAコネクタ *2個 (※その他のI/Fは別途検討)
アンテナカプラ周波数範囲800MHz~2.5GHz
VSWR2.5以下(800MHz~2.2GHz)
最大出力レベル+38dBm

測定表示部

② で得られた結果を測定し、報告書として出力します。

スペクトラムアナライザ周波数範囲50kHz~8.5GHz
PCソフトウェアスペクトラムアナライザによって得られた結果を表示し報告書化します。
PCEUTや制御機器のプログラムを用い、通信の実効スループット等の通信状態を確認します。

製品紹介

スペクトラムアナライザ MSA458

8.5GHz帯域により無線系情報通信のほとんどのアプリケーションをカバー
■測定周波数:50kHz~8.5GHz

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