MSA500シリーズシグナルアナライザのリアルタイムモードにより、
Bluetooth Low Energy (BLE) の間欠信号及び周波数ホッピング信号を捉える
アプリケーション
Bluetooth 4.0以降で追加された通信方式Bluetooth Low Energy (BLE) は、昨今のIoT (Internet of Things) 技術の普及に伴い、多くの小型無線機器に採用されています。BLEは従来のBluetooth 3.0以前の通信方式から、大幅な省電力化及びデバイス接続の単純化を図ることで、IoTに特化した仕様となっています。そのため、センサ・ネットワーク分野のような頻繁にデバイスの接続・切断を繰り返す通信で、BLE信号の電波を正確に捉えるには、リアルタイムスペアナを用いることが望まれます。
当社のハンディ型シグナルアナライザ(リアルタイムスペアナ)MSA500シリーズは、スペクトログラム解析と強力なトリガ機能を備えています。この機能により、BLEデバイス検出に用いられるアドバタイジング・チャンネル(Ch37~39)の間欠信号及びデータ・チャンネル(Ch0~36)の周波数ホッピング信号を正確に捉えることができます。また、タイムドメイン解析により、BLEの変調信号を時間軸波形にて解析可能です。
ソリューション

【タイムドメイン解析】
周波数対時間(左図)、IQ対時間(右図)を表示させることで、BLEの変調方式であるGFSKの周波数偏移及びベースバンド信号を観測できます。
MAIN画面(上段)【FREQ-T】 SUB画面(下段)【SPECTROGRAM】
MAIN画面(上段)【IQ-T】 SUB画面(下段)【SPECTROGRAM】
システム構成・価格
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ハンディ型シグナルアナライザ [MSA538] ¥ 748,000 リチウムイオン電池 [MB400] ¥ 21,600 2.4GHz帯アンテナ [M304] ¥ 15,000 電波暗箱 [MY3710] ¥ 438,000 合計価格(税抜き) ¥ 1,222,600 ~ -
ハンディ型シグナルアナライザ MSA538
・測定周波数範囲:20kHz~3.3GHz
・最大スパン:20MHz※5GHz帯測定の場合は、MSA558もございます。
・測定周波数範囲:20kHz~8.5GHz
※詳細は弊社営業担当までお問合せ下さい。
製品紹介

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