無線通信機器の相互接続性試験(IOT)ならびにRF信号接続切替の自動化に好適なシステムです
アプリケーション
さまざまなモノがインターネットに繋がるIoT(Internet Of Things)が急速に拡大するなか、通信インフラで重要な役割を担うセルラー機器には、これまで以上の信頼性が求められています。
一般的にeNB(基地局)-UE(端末)間の伝搬路疑似やハンドオーバー試験は、各機器(機種)・通信経路毎に全ての組み合わせを評価することが肝要ですが、eNB及びUEはメーカー・ラインアップも多種多様で、全ての組み合わせを評価するには、膨大な時間と手間を必要とします。
RFマトリクススイッチボックス(MM6000シリーズ)は、高速デジタルアッテネータとRFマトリクススイッチを主構成とし、伝搬路疑似やハンドオーバー試験、RF信号接続切替などのバリエーション試験(相互接続性試験)の自動化に好適な製品といえます。
ソリューション
構成図
主な導入メリット
- 試験の自動化により、昼夜連続試験を無人化(省力化)できコスト削減に繋がります。
- 手作業によるRF接続切替から開放され、誤接続や繋ぎ変えによる作業時間を大幅に削減できます。
24×8マトリックスのイメージ
- LAN内の複数のPCから同一ユニットの制御が可能
- 入出力経路をマトリクスに切替可能
- CLIにより、他システムとのスクリプト化が可能
標準仕様
MM6824 | MM6816 | |
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周波数帯域 | 700MHz~4GHz | |
VSWR | 2.0以下 | |
最大入力レベル(基地局側) | 1W(+30dBm) | |
最大入力レベル(端末側) | 200mW(+23dBm) | |
挿入損失 | 20dB(代表値) | |
アイソレーション | 80dB以上(スイッチ) 7dB以上(スプリッタ) | |
入出力ポート数(基地局側) | 24 | 16 |
入出力ポート数(端末側) | 8 | |
入出力組み合わせ | 1対1 | |
RFコネクタ | SMA(J) | |
インピーダンス | 50Ω | |
スイッチ | リレー式 | |
アッテネータ | 電子式(デジタル) | |
アッテネータ減衰量 | 0~95.5dB(0.5dBステップ) | |
インタフェース | LAN | |
寸法 | 482.6(W)×443.7(H)×550.0(D)mm(突起物等除く) 10U:19インチシステムラックマウントに収容可 | |
重量 | 約50kg | 約45kg |
電源 | AC100V(50/60Hz) |
※上記と異なる仕様への対応ならびに製品の詳細については、弊社営業担当までお気軽にご相談ください。
製品紹介
RFマトリクススイッチボックス MM6000
多入力×多出力のRF信号をマトリクスに組み合わせ可能な切り替えボックス。 電子式プログラマブルアッテネータを内蔵し、任意の減衰量を得ることが可能。
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