シグナル・リアルタイムスペクトラムアナライザを活用した、電波法及びIEEEの簡易試験を行うシステムです

アプリケーション

シグナル・リアルタイムスペクトラムアナライザ(MSA500シリーズ)と電波暗箱を組み合わせて、アンテナ一体型設備の技術基準適合試験(技適)およびIEEE試験等のRF送信特性試験の簡易測定を行うことができます。
用途や仕様を限定的にすることで、安価にシステムアップが可能です。

ZigBeeの物理層試験は、技術基準適合証明(技適)とIEEE802.15.

ソリューション

技適の試験内容(参考)

  1. 周波数の偏差
  2. 占有周波数帯幅および拡散帯域幅
  3. スプリアス発射または不要発射の強度
  4. 空中線電力の偏差
  5. 副次的に発する電波などの限度
  6. 信空中線の主輻射の角度幅
  7. 信防止機能

EEEの試験内容(参考)

  1. スペクトラムマスク試験
  2. EVM(エラーベクトル)
  3. 搬送波の周波数エラー
  4. スプリアス発射および不要発射の強度
  5. 空中線電力の偏差

注意※ MSA500シリーズには変調解析機能は搭載されておりません。

接続例

図-接続例

Ch15(2480MHz)の参考例

写真-h15(2480MHz)の参考例1
写真-h15(2480MHz)の参考例2

“スプリアス発射または不要発射の強度”と”副次的に発する電波などの限度”については、12.5GHz以 上のスペアナが必要になるが、3倍波(7.4GHz)までの限定的な使い方としては活用できる。
MSA558の測定周波数範囲:20kHz~8.5GHz

写真-h15(2480MHz)の参考例3

変調解析機能は非搭載な為、”EVM”及び”搬送波周 波数エラー”は測定できないが、Offset-QPSK変調の 生のコンスタレーション波形を観測することは出来る。

写真-h15(2480MHz)の参考例4

電波法の測定で必要な”占有周波数帯幅”の測定波形例。

写真-h15(2480MHz)の参考例5

電波法の測定で必要な”拡散帯域幅”の測定波形例。

システム構成

シグナル・リアルタイムスペアナ MSA558
電波暗箱 一式 / MY1530+IFモジュール
その他、アンテナ、ケーブル及びアダプタ類

※詳細は弊社営業担当までお問合せ下さい。

製品紹介

シグナルアナライザ MSA558

8.5GHz帯域により無線系情報通信のほとんどのアプリケーションをカバー
■測定周波数:20kHz~8.5GHz

電波暗箱/シールドボックス Taurusシリーズ MY1530

大きな試験物に対応した大型サイズ。 オプションでターンテーブルを装着可能。

電波暗箱/シールドボックス Taurusシリーズ I/Fモジュール

Taurusシリーズは、小型、中型、大型の各サイズに共通なI/Fモジュールを用意しています。 使用目的に応じたI/Fモジュールを選択することができます。

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