アッテネータに信号を加えた時、あるレベルから入出力特性が比例ではなくなるレベルが存在します。このレベルを圧縮点と呼び一般的にデバイスの性質によるものです。

MAT810/850 の仕様は2dB コンプレッションとなっておりますが、下図のように設定値が1~15dBのみ1dBを下回っております。

下図を参考の上ご使用願います。

図1 MAT810/850 設定誤差(f=3GHz)

図1 MAT810/850 設定誤差(f=3GHz)

また、圧縮が顕著な領域においても歪みの目安となる3次高調波とのマージンが30dB以上確保されているため、安心してご利用いただくことが出来ます。

図2 MAT 810/850 高調波歪み(f=3GHz,Pin=14dBm)

図2 MAT 810/850 高調波歪み(f=3GHz,Pin=14dBm)

製品ピックアップ

高速プログラマブルアッテネータ MAT810

電子式で切替時のチャタリングやスパイクがなく、細かな減衰量ステップの設定により高精度な無線シミュレーションが可能。周波数範囲を16分割して補正し帯域内の周波数特性をフラットにします。

ステップアッテネータ MAT850

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