電波暗箱/シールドボックス ME8661A
携帯電話、無線LAN、無線通信器等の空間結合による通信品質試験、アンテナ試験に最適。
- 携帯電話・ETC・無線系試験に最適
- 低周波から18GHzまでの周波数帯をカバー
- オプションの受信アンテナが簡単に取り付けられる構造
¥690,000
目次
仕様
外形寸法 | 820(W)×608(H)×503(D)mm |
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内部寸法 | 約690(W)×380(H)×380(D)mm |
アクリル台寸法 | 200×200mm |
重さ | 約38㎏ (アンテナ含まず) |
構造 | 電波吸収体、アルミ板の2重構造 |
シールド性能 | 65dB typ@2.4GHz |
吸収性能 | 20dB以上@1.2GHz~ |
コネクタ |
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オプション |
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※寸法は突起物等を除きます。
電波吸収体
アンテナ
基準アンテナ スパイラルアンテナ
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周波数範囲 2~18GHz 利得(typ.) -6~+4.4dBic VSWR <3.0 偏波 右旋円偏波 軸比 <3.5dB 用途 ETC車載器等 ※受信アンテナ(スパイラルアンテナ)は同一仕様/画像はイメージイラストです。
基準アンテナ ホーンアンテナ
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周波数範囲 1.6~20GHz 利得(typ.) +5~+15dBi VSWR <1.5 偏波 直線偏波 最大入力電力 50W(CW) 用途 携帯電話、無線LAN等 ※受信アンテナ(ホーンアンテナ)は同一仕様/画像はイメージイラストです。
基準アンテナ ポータブルアンテナ
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周波数範囲 300MHz~7.2GHz(M301-310 各仕様による) アンテナ利得 2.15dBi(データ添付) VSWR 直線編波 偏波 携帯電話、無線LAN、Bluetooth等 *受信アンテナ(ポータブルアンテナ)は同一仕様
応用例
応用1:無線系試験
携帯電話、ETC車載器、無線LAN、無線通信機等において、実際の使用状態に近い自由空間での無線系試験 (送信電力、送信周波数、スプリアス、占有帯域幅、キャリアオフ時漏洩電力、変調指数、送信アイ開口率等の試験) を行うことができます。

この無線系試験は、上の図のようにDUTをME8661A内部のアクリル台(200×200mm)の上に置き、これと対向した位置に取り付けられた受信アンテナの出力をスペクトラムアナライザやマイクロ波電力計等に接続して行います。
したがって、この試験を行うときは、オプションの受信アンテナが別途必要になります。
受信アンテナは、オプションとしてスパイラルアンテナ、ホーンアンテナ、ポータブルアンテナを用意していますが、これら以外の仕様のアンテナを取り付ける場合は、使用周波数帯域と偏波方式の指定により対応することができます。また、DUTと受信アンテナとの距離は30cm以上とることができます。
オプションの基準アンテナは、RF結合度(DUTの前面から受信アンテナ出力SMAコネクタまでの損失)の校正時に使用します。この基準アンテナには、アンテナ利得とRF結合度の周波数特性データが添付されます。なお、基準アンテナと受信アンテナは、アンテナ自体は同一のものですが、基準アンテナにはアクリル台の上に置くことができるように、固定台が付いています。
応用2:アンテナ試験
基準アンテナ用コネクタに信号源を接続し、受信アンテナ用コネクタに測定器を接続することによって、アンテナの特性データを取ることができます。
応用3:電波暗箱として
アンテナは取り付けないで、単なる電波暗箱として使用できます。EMC試験の簡易的な予備実験や、外部電磁界から遮蔽して試験をしたい場合に最適です。
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